FX初心者が気を付けなければいけないのは、大切な資産を守るための「リスク管理」の徹底です。株式投資でもFXでも、金融商品である以上はリスクが付きまといます。リスクとうまく付き合うためにはリスクを知らなければなりません。「敵を知り自分を知る」ことが、リスク回避の最善だと心得ましょう。
それでは初心者が取引において一番注意しなければならない点は何でしょう。それは「ストップロス」の活用です。ストップロスとは損失を確定させる損切りのことですが、「損切りは早く、利食いは遅く」と言われるように、損失を如何に最小限に抑えられるかがポイントになります。損切りの後に為替レートが戻ることもあり、損切りはするな!と言う人もいますが、決断の遅れは必要以上に損失額を膨らませ、強制決済されるリスクをも負うことになります。
塩漬けで再ポジションが取れないようでは投資機会の損失です。為替レートはファンダメンタルズに影響され、状況が改善しないと一方向に大きく動く場合があります。感情的になって損切りラインの設定が出来ないと儲けることは出来ません。冷静に相場を判断し、予測を基に利益確定/損切りを繰り返しましょう。FXで勝つとは資産を増やすことであって、勝敗ではありません。例え1勝9敗でも、その1勝が大きく勝てればいいのです。感情的な損切りはメンタル面に影響を及ぼします。
人は負け癖がつくと大きく勝てる時でも冷静な判断が出来ず、不安心から利益確定を急ぐ傾向にあります。「利食いは早く、損切りは遅く」では、例え9勝1敗でも勝つのは容易ではないでしょう。もちろん儲けるために技術的な上達は必要ですが、何より感情に左右されない、メンタル面の強化こそが大切です。
幸いFX取引では、注文機能が充実しています。冷静な判断が難しいようであれば「逆指値注文」などの注文方法を活用してみましょう。早く自分だけの投資スタイルを確立させ、うまくリスクコントロールが出来る真の意味での勝てる投資家を目指し、余裕のあるFXライフを送りましょう。
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