FX(外国為替証拠金取引)取引を始めるには、まずはFX取引業者で口座開設をします。口座開設するのに費用は一切かかりません。FX業者のWEBサイトで申込みができます。申込みフォームに入力後、「本人確認書類」等の必要書類を送付し、審査を通過すれば口座開設となります。口座を開設したら、まず資金を入金しましょう。業者によっては最低入金額が定められてる所もあります。
資金を入金したら、これが「保証金」となります。FX(外国為替証拠金取引)と他の金融商品の一番大きな違いは「レバレッジ」の大きさです。レバレッジは「取引可能な総約定代金÷取引保証金の額」で算出され、レバレッジ何倍と表します。例えば、1ドル120円の時、1万ドルの取引をするとします。
保証金を10万円入金していれば、レバレッジは120万ドル÷10万円=12倍となります。取引をする際にレバレッジ10倍コースや20倍コースというように取引が選択できるようになっています。レバレッジの倍率が高いほど大きな金額の取引が可能となりますが、その分リスクも大きくなることを考慮しましょう。
口座を開設したら、いよいよ取引開始です。取引開始する時に一番最初に決めるのは、どの通貨ペアで取引をするかです。FXでは円に限らず、色々な通貨ペアでの取引が可能です。ですが一番馴染みやすいのは「米ドル/円」のペアです。
アメリカは世界において経済の中心であり、「ドル」は通貨の基本となっているからです。為替取引はドルを中心として行われ、「米ドル/円」の組み合わせも非常に流通量が多くなっています。このような理由から「米ドル/円」ペアはFX初心者に限らず投資しやすい通貨ペアだと言えるでしょう。
FXは、「買い」からも「売り」からも始められます。株式投資では「売り」は信用取引口座が必要ですが、FXは状況に応じて「買い」「売り」を選ぶことができます。投資家にとって選択の幅も広がり投資チャンスも増える訳ですが、初めのうちはどちらか一方にしておく方が、FX取引に慣れるという観点からは良いと思います。取引を繰り返すうちに視野も広がり、投資チャンスを見つける目も育ってくるでしょう。
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